【アリになった数学者】森田 真生 文 / 脇阪 克二 絵

1とはなにか?アリたちに導かれ新しい数の世界へ。

数や図形を便利につかう方法を教えてくれるのが「算数」。「数学」は、そもそも、その数や図形とはなにか? と考える学問です。そんな「数学」の世界を探求する数学者は、ある日気がつくと、アリになっていました。数学者は、アリたちと数学について語りあいたいと願います……。さて、アリたちに人間の数学、「数」は理解されるのでしょうか? 数を通してこの世界をどう理解するか。アリたちが導くあたらしい数の世界へ。

数や図形を便利につかう方法を教えてくれるのが「算数」。「数学」は、そもそも、その数や図形とはなにか? と考える学問です。そんな「数学」の世界を探求する数学者は、ある日気がつくと、アリになっていました。数学者は、アリたちと数学について語りあいたいと願います……。さて、アリたちに人間の数学、「数」は理解されるのでしょうか?この物語は、「1とはなにか」という数学的な問いを着想に描かれました。数学の世界では、「1とはなにか」を定義しようとたくさんの数学者たちが挑戦をつづけてきたそうです。みなさんなら、「1とはなにか?」ときかれたらどうこたえますか? 1個のりんごや1本のペンを見せて、「これが1だ」という手もあるかもしれませんが、りんごとペンは、ちがうものです。そのどちらもが「1」だというのはどうしてなのでしょうか? わたしたちが漠然と疑う余地のないものだと思っている「1」というものは、じつは、色んな見え方、とらえ方ができる可能性に満ちたものなのかもしれないのです。数を通してこの世界をどう理解するか。アリたちが導くあたらしい数の世界へといざないます。

出版社からのコメント
『アリになった数学者』ハードカバー版刊行にあたり、
『はじめてであうすうがくの絵本 』の著者である
安野光雅さんが、ことばを寄せてくださいました。

「この本を読んで、わたしは安心しました。
算数や算術の姿をしてわたしたちをなやませたのは、
やはり数学の本意ではなかったことがわかったからです。
発見のよろこびがいたるところにちりばめられた思考の大建築、
それが本当の数学の姿です。そのエッセンスを、ぜひ子どもたちに
届けてあげてください。この本は、数学の核心にしっかりと触れた、
とてもうつくしい"絵本"なのです。」


定価 : 本体1,300円+税
ページ数 : 48ページ
サイズ : 26×20cm
初版年月日 : 2018年10月05日

脇阪 克二
1944年京都生まれ。日本人として初めてマリメッコで活躍したテキスタイルデザイナー。
現在、『SOU・SOU』でのデザインづくりを楽しんでいる。

森田真生
1985(昭和60)年東京都生れ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。2018年4月現在は京都に拠点を構えて研究を続けるかたわら、国内外で「数学の演奏会」「大人のための数学講座」「数学ブックトーク」などのライブ活動を行っている。2015(平成27)年、初の著書『数学する身体』で、小林秀雄賞を最年少で受賞。編著に岡潔著『数学する人生』がある。
販売価格
1,404円(税104円)
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